月別アーカイブ: 2014年6月

朝シャン2

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以前、ロゼを飲みたいと書いてしまったので、ロゼでも朝シャンをやってみた。

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今回合わせる果物は、よく熟したバナナ(これが抜群にマリアージュ)、巨峰、イチゴ、メロンだ。

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ロゼは、やはり贅沢感がひと味違う。

ちなみに、グラスの数には、画像のごとく、変更がない。

旬をいただく贅沢

池波正太郎は、私に最も影響を与えてくれた作家であり、私が好きな男の生き方の見本のような方で、かっこいいことと、かっこわるいことの基準を作ってくれた方だ。

彼の著書の中でも、とりわけ、「味と映画の歳時記」は、旬のものをしっかりと食べることの重要性を説いてくれた一冊だ。

野菜でも魚でも、果物でも旬というものがあり、昔は、旬しか食べられなかったものが、今では、ビニールハウス栽培や養殖技術、保存技術の発達により年から年中食べられる。

酒肴の枝豆なんて良い例だ。

大半のお店では、年中オーダーできる。

がしかし、私は、まずオーダーしない。

理由は単純明快で、旬以外は、おいしくないからだ。

私が月一でおじゃまする、東京野方のうなぎ屋さんは、旬のものしか出さないお店で、料理で季節を感じられる希有な場所だ。

だいだい、ビールのアテには、4月から6月まではそら豆を、7月から8月までは枝豆だ。

それも、9月の声を聞く頃には、枝豆の旬が終わっているため、メニューからキレイに消える。

たった2ヶ月しか枝豆を出さないのだ。しかも、注文がある度にゆでるため、抜群に旨いのだ。

これが、まさに、旬をいただく贅沢なのだ。

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つい先日、今が旬の北海道のアスパラをいただく機会に恵まれた。

その佳人曰く、ピーラーで表面をかるく削り、さっとゆがいたあと、フライパンで軽く水分を飛ばし、生ハムと岩塩と粗挽きペッパーで味を調えただけというシンプルな調理法が一番だそうだ。

ポイントは、言わずと知れたシャキシャキ感を残すことだ。

はたして、そのお味はというと、余計な言葉は、もはや不要であった。

シャンパンは、モエ・シャンドンで、スパイシーなバケットをつまみながら、アスパラをいただくと、口に広がる甘さと綺麗な苦みは、旬ならではの贅沢だ。

輸入モノではこうはいくまい。

あとは、お約束のコースで、また、1本空けてしまった。

合掌

 

 

朝シャンのすすめ

「朝シャン」といってもアレではない。

ところが、世代によって、「朝シャン」の定義が違うらしいということに、さっき、気づいた。

私のような、昭和バリバリの世代には、アレが朝シャンであり、「チャン・リン・シャン」というCMとセットで記憶保存されているはずである。

このテーマを思いついたので、つい先ほどの昼休みに、うちの超若手優秀美人麗人スタッフ数名に「朝シャン」って知ってるか、と聞いてみると、そのうちの2名が真顔で「朝にシャワー浴びること」と答えるではないか。

いずれも、昭和末期から平成初期にこの世に生を受けたスタッフであるが、ちょっと、いや、かなりのジェネレーションギャップを感じざるを得なかった。

すぐさま、そうではなさそうな、スタッフに質問して、アレとの答えをもらって、ひとまず安心したところである。

人間は、つくづく、同じ意見を持つ仲間が常に欲しい動物なんだなと、感じた昼休みだった。

前置きが長くなってしまったが、今回のテーマは、リッチな気分になる休日の過ごし方の提案である。

この過ごし方を教えたくださったのは、帝国ホテル ザ・クラブルームのスタッフのSさんである。このSさんは、お顔立ちはもちろんのこと、所作、気配り、笑顔、雰囲気、お話のどれをとっても美しく品格を感じさせ、まさしく非の打ちどころがないといったお方なのである。

たしか昨秋のこと、Sさんに「休日は何をしてお過ごしになってるのですか?」とお尋ねしたら、「たまに、朝シャンしてます。」とのお答え。

「朝シャンって、アレじゃないですよね。」と聞き返すと、「違います。アレではありません。」とのお答え。

なんだか、とっても気になるでしょう?

そんなSさんの朝シャンは、これだ。

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そうです。朝からシャンパンがSさんの贅沢な休日の過ごし方なのだ。

この話をお聞きしてから、半年以上もたってようやく、私も、この週末に、ついに朝シャンデビューを果たすことに。

キリリと冷やしたシャンパンは、モエ・シャンドンのアンペリアル、それをラインが美しいフルートに注いで、シャンパンゴールドの液体の中をキメ細かい泡が立ち上る様子を見て、Sさんが伝えたかったことが分かった気がした。

とにかく、リッチな気分にさせてくれる魔法の液体なのだ。

平日の仕事終わりに飲んでも、こんな気分には決してならない。

何もスケジュールがなく、しかも、さわやかな休日の朝にシャンパンをたしなむ、こんな贅沢が他にあろうか。

シャンパンには、果物(あえてフルーツと呼ばない)が良く合う。

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シャンパンと、良く熟した果実香とはベストマッチなのである。

この日は、程良い酸味がうれしいイチゴ、熟したサクランボ、甘いデコポン、ドラゴンフルーツを頂きながら、気づくと、モエ・シャンドン様はすっかり私の中に収まり、心持ちの良い気分になっていたのである。

ここまでは、Sさんの朝シャンと同じだが、Sさんは、きっと2つのグラスで素敵な朝を過ごしていると想像する。

一方、私のグラスは、1つ。

いつしか、2つのグラスで朝シャンをしてみたいものである。

さらに、贅沢を言わせてもらえれば、ロゼのモエ・シャンドンで。